この夏で、リーマス断薬後、4年を迎えました。リーマスを服用していた期間は、3年8カ月程度なので、やめてから飲んでいない期間のほうが服用期間よりも長くなったので、もはや、「断薬」という言葉がふさわしいのか疑問です。
もともと飲む必要もなかった人間が、ひょんなことから飲む羽目になり、また飲まないことになったというほうがすっきりくるのかと思います。
この半年強の間は、精神を持ち崩すことは全くなく、ほとんど平穏に暮らすことができました。その秘訣は、何事も余裕を持って対処するように努めたということでしょうか。
躁のときに作った借金を3/4返してしまったというのも、精神的なゆとりにつながっているかと思います。本当にここまで立ち直れるとは思わなかったよなぁ(笑)
精神に異常をきたしていた時に迷惑をかけた人、お世話になった人にそれぞれお礼をして回っていたのですが、今年の夏、「この人にはお返しをしなければ」と思っていた最後の人に会うことができて大きな肩の荷が下りた気もします。
このあとも、何事もなく過ごせればいいのですけどね(笑)
2018年8月20日月曜日
2018年1月3日水曜日
リーマス断薬3年半
2018年あけましておめでとうございます。
前回のブログに書いたとおり、昨年は、上半期に一時的に不安が昂じ、抗不安薬と眠剤のお世話になりましたが、その後、夏以降は落ち着いて、薬に頼ることもなくゆったりと過ごすことができました。
とりあえずゆったりと過ごせた理由は、おそらく、仕事のほうが大きなプレッシャーも無く、コントロールできたということが大きいと思います。やはり、「自分でコントロールできている感」というのは、精神の安定に対する影響が大きいよなと、いまさらながらに実感した次第でした。
年末に大掃除で腰を痛めて、軽く見ていたら、痛みが長引いて少し落ち込んでいます。痛みがあると、正常にものが考えられなくなって、腰の痛みがあるくらいなら、精神の痛みがある方がまだましなどと、昔のひどい落ち込みも忘れて、とりあえず楽になりたいばかりに悪魔の取引みたいなことを考えてしまいます(笑)。もういい年なので、メンタルヘルスに気をつけるだけでなく、身体のメンテナンスにも気をつけないといけないと自覚した新年でした。
2018年が読者のみなさまにとっても幸多い年でありますようにお祈りいたします。
前回のブログに書いたとおり、昨年は、上半期に一時的に不安が昂じ、抗不安薬と眠剤のお世話になりましたが、その後、夏以降は落ち着いて、薬に頼ることもなくゆったりと過ごすことができました。
とりあえずゆったりと過ごせた理由は、おそらく、仕事のほうが大きなプレッシャーも無く、コントロールできたということが大きいと思います。やはり、「自分でコントロールできている感」というのは、精神の安定に対する影響が大きいよなと、いまさらながらに実感した次第でした。
年末に大掃除で腰を痛めて、軽く見ていたら、痛みが長引いて少し落ち込んでいます。痛みがあると、正常にものが考えられなくなって、腰の痛みがあるくらいなら、精神の痛みがある方がまだましなどと、昔のひどい落ち込みも忘れて、とりあえず楽になりたいばかりに悪魔の取引みたいなことを考えてしまいます(笑)。もういい年なので、メンタルヘルスに気をつけるだけでなく、身体のメンテナンスにも気をつけないといけないと自覚した新年でした。
2018年が読者のみなさまにとっても幸多い年でありますようにお祈りいたします。
2017年8月15日火曜日
リーマス断薬3年
今年も、お盆休みがやって来ました。昨年までは、実家を訪れるケースが多かったのですが、今年は、大学生になって家を離れた息子が帰ってくることになったので、自宅こそが実家という位置づけとなり、自分は家にいることにして、のんびりと過ごしています。
今年の夏で、リーマスをやめて丸3年となったわけですが、今年の上半期には、ちょっと精神状態を持ち崩し、急遽、ほぼ3年ぶりに以前の精神科の主治医に相談するケースが発生しました。とある会話をきっかけに不安感が亢進して、不眠と不安感が続き、仕事の潤滑な継続に差し障りが発生しそうだと気づいたことと、以前、再度鬱に落ちいったときの初期症状によく似た症状であったので、大事をとって、主治医に相談してみることにしました。結果、睡眠薬と抗不安薬を処方してもらい、ほぼ、一ヶ月ほどかけて、徐々に落ち着き、その後、また一ヶ月ほどかけて、徐々に薬を減らして、再度、薬なしの状態に戻りました。リーマスをやめないほうが良かったかと不安になって、再開したほうがいいでしょうかと主治医に尋ねたのですが、リーマスは即効性がないのと、一旦、リーマスは効かないと思った人が飲んでも、あまり効果が期待できないということで、リーマスの再開はありませんでした。結局、リーマスの効果は、プラセボ効果としての効き目のほうが大きいと主治医も思っているのではないかという気がしました。
というわけで、結果的に「リーマス断薬3年」は達成できましたが、心身の不調をきたした時には、対処療法的に眠剤等の処方で乗り切っていくという形になるのではないかと思っています。双極症という症状を根本に持っていると、鬱状態から上がって行く時には、昨日の自分よりも良くなったと実感できて快適に過ごせるのですが、停滞状態に入ってしまうと、双極症の特性としての「停滞を嫌う」という性質上、必ずしも悪い状態ではないにしても不快に感じてしまうのかもしれませんね。「停滞を楽しむ」といえる心境になりたいものです(笑)。
今年の夏で、リーマスをやめて丸3年となったわけですが、今年の上半期には、ちょっと精神状態を持ち崩し、急遽、ほぼ3年ぶりに以前の精神科の主治医に相談するケースが発生しました。とある会話をきっかけに不安感が亢進して、不眠と不安感が続き、仕事の潤滑な継続に差し障りが発生しそうだと気づいたことと、以前、再度鬱に落ちいったときの初期症状によく似た症状であったので、大事をとって、主治医に相談してみることにしました。結果、睡眠薬と抗不安薬を処方してもらい、ほぼ、一ヶ月ほどかけて、徐々に落ち着き、その後、また一ヶ月ほどかけて、徐々に薬を減らして、再度、薬なしの状態に戻りました。リーマスをやめないほうが良かったかと不安になって、再開したほうがいいでしょうかと主治医に尋ねたのですが、リーマスは即効性がないのと、一旦、リーマスは効かないと思った人が飲んでも、あまり効果が期待できないということで、リーマスの再開はありませんでした。結局、リーマスの効果は、プラセボ効果としての効き目のほうが大きいと主治医も思っているのではないかという気がしました。
というわけで、結果的に「リーマス断薬3年」は達成できましたが、心身の不調をきたした時には、対処療法的に眠剤等の処方で乗り切っていくという形になるのではないかと思っています。双極症という症状を根本に持っていると、鬱状態から上がって行く時には、昨日の自分よりも良くなったと実感できて快適に過ごせるのですが、停滞状態に入ってしまうと、双極症の特性としての「停滞を嫌う」という性質上、必ずしも悪い状態ではないにしても不快に感じてしまうのかもしれませんね。「停滞を楽しむ」といえる心境になりたいものです(笑)。
2017年1月1日日曜日
リーマス断薬2年半
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、ブログ更新をさぼって、年始に一回書いたきりであったので、ちょうど1年ぶりに書くことになり、タイトルも「リーマス断薬1年半」が「リーマス断薬2年半」となっただけです。
昨年を振り返ると、自分ながら「プチ鬱」と思われる時期を何回かやり過ごして、一度足りとも薬のお世話になることなく、大過なく過ごすことができました。プチ鬱になった時期と原因を考えてみると、さらに自分の病気への理解が進んだような気もします。
それは、はっきりと、過去に鬱症状を呈したときに近い精神状態を自覚した時は、明らかに、睡眠に異常をきたして、よく眠れなかったことに起因していたことを確認できたということです。海外出張で時差ボケもあり、睡眠が乱れるのはままあるのですが、とある時の出張は、うまく行かなかった時の責任が問われかねないとの緊張も重なり、眠りに落ちたと自覚できた時間が1〜2時間しかなかったことがありました。これは、ベッドサイドにおいているスマホの睡眠記録アプリでも確認できたものです。翌朝は、ものすごい不安感と自責の念にかられて、7年ほど前に、本格的に鬱症状に至った時を思い起こすに足るものでした。
しかし、経験の力は大したもので、これはコントロール可能だなという意識が、大脳皮質の別のところから教えてくれるのがわかります。幸い、ゆっくり眠れた日の翌日には、不安感も一緒に霧散してしまいました。
ここから言えることは、極度の睡眠不足こそが精神不安定の元凶であって、睡眠さえうまくコントロールできれば、確率的に高いと言われている双極性障害の再発も、薬なしでも完全にコントロールできる可能性は飛躍的に高まるということではないでしょうか? ともあれ、職場復帰からほぼ5年、薬を完全に断って2年半、まったくの正常人として生活を続けています。同様の過去を抱えて、薬を断つことができるか不安に思っておられる方の助けになるためにも、ときどき、ブログを更新していきたいと思います。
最後に、2017年が皆様にとりましても素晴らしい年になることを祈念いたします。
2016年1月1日金曜日
リーマス断薬1年半
2016年 明けまして おめでとうございます。
リーマス断薬後、半年毎にアップデートしていたので、今回も、その後の経過を報告しておきたいと思います。
結論からいうと、正常な社会生活をおくれてはいますが、イライラ感がつのることがあり、幸福感のない「軽躁」かなと感じることがしばしばあります。しかし、こういうことは病気と診断される前にもあったことなので、あえて薬に頼らなくても受け流せると考えています。ただ、友人との議論で気分が乗りすぎて、友人を怒らせてしまいそうになったこともあるので注意しないといけません(笑)。いずれにしろ、今年もリーマス断薬は継続の見込みです。
さて、自分も御多分にもれず、最初は鬱の診断で抗うつ剤から入り、のちに躁鬱の診断と変わり、気分安定剤へと処方が変更になったくちなので、ある程度の処方遍歴をもっています。睡眠薬、抗不安薬、抗鬱薬、気分安定薬の4つに分けることができるでしょうか?
睡眠薬:ベンザリン、グッドミン、マイスリー、メイラックス、レンドルミン、ベゲタミン、サイレース、ロヒプノール
抗不安薬:ユーパン(現在名:ロラゼパム「サワイ」)、セニラン、レキソタン
抗鬱薬:パキシル、デジレル、アモキサン、セロクエル、ドグマチール、デプロメール、アナフラニール
気分安定薬:リーマス、ラミクタール
個人個人によって薬からくる影響は異なるので、参考にはならないかもしれませんが、次回よりそれぞれの薬の印象を自分の経験から書き記してみたいと思います。ちなみに、最悪の薬はセロクエル、最高の薬は、アナフラニールでした(笑)。
リーマス断薬後、半年毎にアップデートしていたので、今回も、その後の経過を報告しておきたいと思います。
結論からいうと、正常な社会生活をおくれてはいますが、イライラ感がつのることがあり、幸福感のない「軽躁」かなと感じることがしばしばあります。しかし、こういうことは病気と診断される前にもあったことなので、あえて薬に頼らなくても受け流せると考えています。ただ、友人との議論で気分が乗りすぎて、友人を怒らせてしまいそうになったこともあるので注意しないといけません(笑)。いずれにしろ、今年もリーマス断薬は継続の見込みです。
さて、自分も御多分にもれず、最初は鬱の診断で抗うつ剤から入り、のちに躁鬱の診断と変わり、気分安定剤へと処方が変更になったくちなので、ある程度の処方遍歴をもっています。睡眠薬、抗不安薬、抗鬱薬、気分安定薬の4つに分けることができるでしょうか?
睡眠薬:ベンザリン、グッドミン、マイスリー、メイラックス、レンドルミン、ベゲタミン、サイレース、ロヒプノール
抗不安薬:ユーパン(現在名:ロラゼパム「サワイ」)、セニラン、レキソタン
抗鬱薬:パキシル、デジレル、アモキサン、セロクエル、ドグマチール、デプロメール、アナフラニール
気分安定薬:リーマス、ラミクタール
個人個人によって薬からくる影響は異なるので、参考にはならないかもしれませんが、次回よりそれぞれの薬の印象を自分の経験から書き記してみたいと思います。ちなみに、最悪の薬はセロクエル、最高の薬は、アナフラニールでした(笑)。
2015年7月19日日曜日
双極性障害リチウム退薬その後の経過(2)--1年後
リチウムの服用を完全に中止してから、ちょうど1年経ち、前回の半年前の報告以来、まったくブログをアップデートしていなかったこともあるので、ここらで、再度、経過報告をしておきたい。
結論から言えば、まったく問題はおきていないということである。もちろん、いろいろな報告を探してみると、断薬後、8年経ってから初めて再発したという人もいるので、今後、一切再発しないということを言いきることはできないかもしれないが、1年というひとつの区切りを無事に迎えることができたのはうれしい限りである。一方、毎晩寝る前に薬を飲んでいた記憶は、遠い彼方に消えかかりそうで、ときどき残っているリーマス
2週間分の薬のパッケージを見ることで、現実であったことを再確認をしている。
すべての精神科医がリチウムの一生涯服用を支持しているわけではないことは、以前のブログにも書いているが、自分の場合は、最初にリチウムの退薬可能性を示唆してくれたのは、会社と契約している産業医の先生であった。会社の規程で、休職中は月に一回産業医の面談が必要であったので、主治医に次いで、直接的な診断を下せる立場にあったといえる。復職後の最後の確認の面談で、長期的にはリチウムを減らしていくという方向性を示唆されたので、主治医の意見とは異なっていたものの、ネットで検索してその方向性の妥当性を自分で調査しようというきっかけを作ってくれたのはありがたかった。特に産業医の場合には、継続的な患者をもちつづけることによる経済的な利益という要因が無いので、よりニュートラルな立場で患者の利益にかなったアドバイスができる可能性がある。一方で、産業医は直接の契約相手である会社側の意向に左右されやすい可能性もあるので別の意味で注意が必要であるが、自分の場合にはラッキーであったと言えよう。
いずれにしろ、精神科医の考え方も能力も千差万別なので、信頼できるルートでのセカンドオピニオンは非常に大切である。双極性障害と診断されるまえの、単極性鬱病の診断のもと、鬱病の薬がきかず、むしろ、悪化の様相を示していたときに、主治医からは電撃療法(ECT)を試してみることを提案されたのであるが、その話を産業医にすると、強く反対をされてどうしたものかと困ってしまった。結局、ECTはやらないことにしたのであるが、今となって考えてみると正解であったと言える。産業医の先生は、自分の症状に対してECTに反対したというよりは、ECTなどという非人間的な治療法に強く反対するというポリシーを持っていたようで、そういう精神科医も少なからずいるようである。ECTを妥当な視野に入れている精神科医も、自分自身が鬱になったときの治療法としてECTを希望するかという質問をしたら否という医師が多いのではないかと思っている。
双極性障害に関しても、自らバイポーラーであることを公言している精神科医はたくさんいるのであるが、彼らは果たして、再発防止のために一生涯薬を飲みつづけることを自ら実践しているのであろうか?有名なところでは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のアキスカル教授であるが、彼が薬を飲んでいるという話はきいたことが無い。このことから考えてみても、一生涯薬を飲みつづけなければならないという話は眉唾もの、ないしは、特殊なケース、あるいは相当に商業的にバイアスのかかった考えた方が自然であろう。ここでも、医師が自分や自分の家族に対して選ぶ治療法が本来の最良の治療法であるという原則が成り立つと思われる。
結論から言えば、まったく問題はおきていないということである。もちろん、いろいろな報告を探してみると、断薬後、8年経ってから初めて再発したという人もいるので、今後、一切再発しないということを言いきることはできないかもしれないが、1年というひとつの区切りを無事に迎えることができたのはうれしい限りである。一方、毎晩寝る前に薬を飲んでいた記憶は、遠い彼方に消えかかりそうで、ときどき残っているリーマス
2週間分の薬のパッケージを見ることで、現実であったことを再確認をしている。
すべての精神科医がリチウムの一生涯服用を支持しているわけではないことは、以前のブログにも書いているが、自分の場合は、最初にリチウムの退薬可能性を示唆してくれたのは、会社と契約している産業医の先生であった。会社の規程で、休職中は月に一回産業医の面談が必要であったので、主治医に次いで、直接的な診断を下せる立場にあったといえる。復職後の最後の確認の面談で、長期的にはリチウムを減らしていくという方向性を示唆されたので、主治医の意見とは異なっていたものの、ネットで検索してその方向性の妥当性を自分で調査しようというきっかけを作ってくれたのはありがたかった。特に産業医の場合には、継続的な患者をもちつづけることによる経済的な利益という要因が無いので、よりニュートラルな立場で患者の利益にかなったアドバイスができる可能性がある。一方で、産業医は直接の契約相手である会社側の意向に左右されやすい可能性もあるので別の意味で注意が必要であるが、自分の場合にはラッキーであったと言えよう。
いずれにしろ、精神科医の考え方も能力も千差万別なので、信頼できるルートでのセカンドオピニオンは非常に大切である。双極性障害と診断されるまえの、単極性鬱病の診断のもと、鬱病の薬がきかず、むしろ、悪化の様相を示していたときに、主治医からは電撃療法(ECT)を試してみることを提案されたのであるが、その話を産業医にすると、強く反対をされてどうしたものかと困ってしまった。結局、ECTはやらないことにしたのであるが、今となって考えてみると正解であったと言える。産業医の先生は、自分の症状に対してECTに反対したというよりは、ECTなどという非人間的な治療法に強く反対するというポリシーを持っていたようで、そういう精神科医も少なからずいるようである。ECTを妥当な視野に入れている精神科医も、自分自身が鬱になったときの治療法としてECTを希望するかという質問をしたら否という医師が多いのではないかと思っている。
双極性障害に関しても、自らバイポーラーであることを公言している精神科医はたくさんいるのであるが、彼らは果たして、再発防止のために一生涯薬を飲みつづけることを自ら実践しているのであろうか?有名なところでは、カリフォルニア大学サンディエゴ校のアキスカル教授であるが、彼が薬を飲んでいるという話はきいたことが無い。このことから考えてみても、一生涯薬を飲みつづけなければならないという話は眉唾もの、ないしは、特殊なケース、あるいは相当に商業的にバイアスのかかった考えた方が自然であろう。ここでも、医師が自分や自分の家族に対して選ぶ治療法が本来の最良の治療法であるという原則が成り立つと思われる。
2015年1月1日木曜日
双極性障害リチウム退薬その後の経過(1)
2015年、あけまして、おめでとうございます。
前のブログで、リチウム漸減法により、双極性障害再発予防としてのリチウムの摂取を減らし、最終的にゼロに持っていこうとしているという話を書いたので、その続きとして、今どうなったか書いておきたい。
2015年1月1日現在、リチウムを中止してすでに半年が経とうとしている。結果的には、少なくとも今のところは、何ら悪影響や再発の兆候は見られず、成功裏にリチウムを中止できているといってよいだろう。むしろ、昔のレベルの頭の回転を取り戻すことができたような気がする。これが、リチウムを止めたことと関連しているかどうかは分からないが、具体的には、特許となりうる発明を思いつき、発明申請書類を提出するといったところまで進んだ案件があるし、そうでないものでも、「風吹けば桶屋が儲かる」的な、長い論理の帰結として発生する問題の根本原因を特定する仮説を思いつき、問題解決にいたったケースもある。
これは、いい意味での「軽躁」状態と言えるのかもしれないが、「軽躁」と病的な「躁」の境界を本人が完全に自覚するのは難しいであろう。しかし、経験と読書により病気についての知識を得た今となっては、以前に比べて、はるかに、自分を第三者的な立場から客観視して「躁」に行ってしまっていないかを観察することがうまくなっている気がする。これは、病気に関する教育が最大かつ最高の治療であることを裏付ける一例となっているのではあるまいか。
自己チェックとして欠かせないことにひとつは、お金を使いすぎていないかということ。使いすぎイコール躁とはいえないので、衝動的な欲求によってポンとつかうことを止め、必ず、再考してみるという習慣をつければさほど怖くないことがわかった。もう一つは、とっさに怒りの感情が沸いてきたときに、この感情が、情動からくる反応的なものかを大脳皮質のほうで再考し、怒りを外に表すことによる得失の期待値が負であるときには、建設的な提案という形に変えて笑みを湛えながら進言するという技を身につけたので、怒るということ自体がなくなってしまった。まぁ、子供を叱るために怒ったふりをすることはありますが(笑)。
というわけで、リチウム断薬はいまのところは成功を収めているわけで、かつ、双極性障害の経験自体は、精神性を高める上でも、一歩高い見地から物事を見ることができるようになったというご利益があったような気がする。
自分の経験がすべての双極性障害を患った患者さんに当てはまるものでもないだろうが、少なくとも薬物誘起型の「えせ」双極性障害患者や、いわゆる双極性III型と呼ばれているタイプの患者さんには、結構参考になるのでは無いかという気がしている。
「まだ、半年ではないか、お前の自殺確率は確実に増えている(笑)」というしつこい方々のために、今後もときどき、報告をさせていただきたいと思います。
追記:
リチウム投与が脳の血流にどう影響を及ぼすかを直接的にfMRIで画像化して見ようという試みがアメリカで進んでいる。(参考サイト)
前のブログで、リチウム漸減法により、双極性障害再発予防としてのリチウムの摂取を減らし、最終的にゼロに持っていこうとしているという話を書いたので、その続きとして、今どうなったか書いておきたい。
2015年1月1日現在、リチウムを中止してすでに半年が経とうとしている。結果的には、少なくとも今のところは、何ら悪影響や再発の兆候は見られず、成功裏にリチウムを中止できているといってよいだろう。むしろ、昔のレベルの頭の回転を取り戻すことができたような気がする。これが、リチウムを止めたことと関連しているかどうかは分からないが、具体的には、特許となりうる発明を思いつき、発明申請書類を提出するといったところまで進んだ案件があるし、そうでないものでも、「風吹けば桶屋が儲かる」的な、長い論理の帰結として発生する問題の根本原因を特定する仮説を思いつき、問題解決にいたったケースもある。
これは、いい意味での「軽躁」状態と言えるのかもしれないが、「軽躁」と病的な「躁」の境界を本人が完全に自覚するのは難しいであろう。しかし、経験と読書により病気についての知識を得た今となっては、以前に比べて、はるかに、自分を第三者的な立場から客観視して「躁」に行ってしまっていないかを観察することがうまくなっている気がする。これは、病気に関する教育が最大かつ最高の治療であることを裏付ける一例となっているのではあるまいか。
自己チェックとして欠かせないことにひとつは、お金を使いすぎていないかということ。使いすぎイコール躁とはいえないので、衝動的な欲求によってポンとつかうことを止め、必ず、再考してみるという習慣をつければさほど怖くないことがわかった。もう一つは、とっさに怒りの感情が沸いてきたときに、この感情が、情動からくる反応的なものかを大脳皮質のほうで再考し、怒りを外に表すことによる得失の期待値が負であるときには、建設的な提案という形に変えて笑みを湛えながら進言するという技を身につけたので、怒るということ自体がなくなってしまった。まぁ、子供を叱るために怒ったふりをすることはありますが(笑)。
というわけで、リチウム断薬はいまのところは成功を収めているわけで、かつ、双極性障害の経験自体は、精神性を高める上でも、一歩高い見地から物事を見ることができるようになったというご利益があったような気がする。
自分の経験がすべての双極性障害を患った患者さんに当てはまるものでもないだろうが、少なくとも薬物誘起型の「えせ」双極性障害患者や、いわゆる双極性III型と呼ばれているタイプの患者さんには、結構参考になるのでは無いかという気がしている。
「まだ、半年ではないか、お前の自殺確率は確実に増えている(笑)」というしつこい方々のために、今後もときどき、報告をさせていただきたいと思います。
追記:
リチウム投与が脳の血流にどう影響を及ぼすかを直接的にfMRIで画像化して見ようという試みがアメリカで進んでいる。(参考サイト)
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