2013年6月2日日曜日

眼底検査の再診(2)

前回、人間ドックでひっかかった眼底検査の再診で、OCTで若干陥没が見られたということで、後日、視野検査を行いましょうということになった、その視野検査の話です。

視野検査は、40年ほど前に行った、人力による簡便なテストではなく、機械の中で、小さな光が動いて見えたらボタンを押すという作業を延々と30分以上繰り替えしてマッピングするものでした。結構、疲労しました。

再度、医師に呼ばれて、そのマップを見せてもらうと、左目のほうだけ、盲点のやや下の方で、塊として光を認識するのが困難になっているエリアがあることが示された。視野検査では、光の強度が3段階くらいに変わりながらテストしていたと思ったのですが、どれレベルで感度がなくなっていたのかは説明が無く、よくわかりません。ただ、一番明るい光の時には、すべて認識できたと認識していたので、暗い光のときに、認識できなかったのでしょう。実際、同じものを右目と左目で片目ずつで見ると、右の方が明るく見えるので、左目は明るさを感じる細胞が劣っているという認識は、若いときからあった。

視野欠損に対応する網膜の位置は、盲点の少し上あたりということになるので、その場所でのOCTはどのような所見か尋ねた所、その場所に限ってOCTが明瞭な写真を取れていないとのこと。不思議な話だが、最新鋭のOCTを使っても同じ結果なのだろうか?

視野欠損がありました、さて、その場所はの網膜は確かに陥没していましたとなれば、はっきりした診断といったのでしょうが、裏付けとなる物理証拠に欠けていたので、今回は、緑内障の疑い濃厚ということで、患者さんが希望すれば、緑内障の進行を抑える目薬を処方しましょうということになり、取り立てて副作用はなさそうということだったので、処方してもらうことにした。

眼圧は正常の範囲内だったのだが、6割程度の緑内障患者は正常眼圧緑内障ということ。正常であっても、さらに眼圧をさげた方が緑内障の進行が遅くなるということで、眼圧を下げる目薬を3ヶ月分 貰って、2ヶ月ごに再度、検査という段取り。

再診基本料 690円
明細書発行体制等加算 10円
処方箋料 680円
スリットM 480円
精密眼底 1120円
動的量的視野 3900円
矯正視力 690円

計6、190円の30%で、自己負担2,270円

続いて薬局

調剤基本料 400円
基準調剤加算I 100円
後発医薬品調剤体制加算2 150円
調剤料 100円
調剤服用歴管理指導料 410円

タプロス点眼液 7.5mL  7,180円

計8,340円の30%負担で、2,500円

他に飲んでいる薬があるかどうか聞かれたが、それを元に、何かの指導を受けたということはない。調剤薬局同士でサービス競争はないものだろうか?指導しないときには指導料は取らないということを売りにする薬局が出てきてもよさそうな気がするのだが。

とりあえずは、2ヶ月ほど点眼をして 進行が抑えられているかを調べるために再度検査をしたいということだが、もともと進行を抑える効果しか無い薬が、有効であったかどうかを判断する手立ては論理的にありえないので、セルフテストで悪化したと自覚するまでは、同じ点眼を続けるというのが妥当な気がするが、いかがなものか?病院側としてデータを集めたいというのであれば、そういってもらえれば協力しないでもないのだが。次回、相談してみることにする。