2017年1月1日日曜日

リーマス断薬2年半

新年あけましておめでとうございます。

昨年は、ブログ更新をさぼって、年始に一回書いたきりであったので、ちょうど1年ぶりに書くことになり、タイトルも「リーマス断薬1年半」が「リーマス断薬2年半」となっただけです。

昨年を振り返ると、自分ながら「プチ鬱」と思われる時期を何回かやり過ごして、一度足りとも薬のお世話になることなく、大過なく過ごすことができました。プチ鬱になった時期と原因を考えてみると、さらに自分の病気への理解が進んだような気もします。

それは、はっきりと、過去に鬱症状を呈したときに近い精神状態を自覚した時は、明らかに、睡眠に異常をきたして、よく眠れなかったことに起因していたことを確認できたということです。海外出張で時差ボケもあり、睡眠が乱れるのはままあるのですが、とある時の出張は、うまく行かなかった時の責任が問われかねないとの緊張も重なり、眠りに落ちたと自覚できた時間が1〜2時間しかなかったことがありました。これは、ベッドサイドにおいているスマホの睡眠記録アプリでも確認できたものです。翌朝は、ものすごい不安感と自責の念にかられて、7年ほど前に、本格的に鬱症状に至った時を思い起こすに足るものでした。

しかし、経験の力は大したもので、これはコントロール可能だなという意識が、大脳皮質の別のところから教えてくれるのがわかります。幸い、ゆっくり眠れた日の翌日には、不安感も一緒に霧散してしまいました。

ここから言えることは、極度の睡眠不足こそが精神不安定の元凶であって、睡眠さえうまくコントロールできれば、確率的に高いと言われている双極性障害の再発も、薬なしでも完全にコントロールできる可能性は飛躍的に高まるということではないでしょうか? ともあれ、職場復帰からほぼ5年、薬を完全に断って2年半、まったくの正常人として生活を続けています。同様の過去を抱えて、薬を断つことができるか不安に思っておられる方の助けになるためにも、ときどき、ブログを更新していきたいと思います。

最後に、2017年が皆様にとりましても素晴らしい年になることを祈念いたします。