2013年1月19日土曜日

人間ドックの眼底検査

毎年、筑波記念病院で行っている人間ドックで、眼底検査にひっかかり、眼科を受診してくださいという通知が来た。人間ドックの最後に行う、医師と一緒にやる画像と数値データのレビューでは、まったく問題が無く、「わざわざ人間ドックに来る方で、血液データまで含めて全部正常値に入っている人は珍しいです」などとおだてられて、「ただ、眼底検査結果はまだ上がっていないので、後で送られてくる通知を見てください」というコメントはほとんど耳に入らず、悦に入っていた。その、矢先である。

所見の記述は「両乳頭周囲網脈絡膜萎縮」という長ったらしいものであった。あるサイトによれば、緑内障の人によく見られる症状とのこと。

それで、自分のデータを見てみると、眼圧は正常なので、少なくとも眼圧上昇型の緑内障ではないことがわかるが、実は、前年の人間ドックでも、まったく同じ、「両乳頭周囲網脈絡膜萎縮」の所見をもらって、直後に、筑波記念病院の眼科を受診したことを思い出した。

確か、医師の眼による眼底観察を受けて、特に自覚症状が無ければ問題なしという診察で、平日の半日をつぶして終わった記憶がある。

おそらく、こういった検査は、100人に一人の真の治療を必要とする患者を、10人に一人くらいにスクリーニングする効果があるのであろうが、それでも、10人に9人は、2次検査で異常なしとの診断を受けることになろう。

この分だと、毎年、2次検査まで行って、異常なしをもらって帰るというパターンになりそうなので、本当であれば、前年の写真と画像の比較をして、萎縮が進行していると判断されるときに初めて2次検査にかけてもらえれば良いような気がするが、そこまではやっていそうない。また、無駄な時間と金を費やしそうになる。

そこで、記念病院の人間ドックに電話して、眼底写真のプリントアウトをもらえないか交渉してみると、有料で525円。高い。自分の検診の写真なのに、見るだけでお金を取られるとは。

印画紙が高いのかと思って、「USBメモリーを持っていきますので電子データでもらえますか?」と聞いたら、「電子データの場合は、CD-Rに焼いて差し上げますので、1枚1,050円となります。」とのこと。本来であれば、お客様登録のメールアドレス宛に、添付ファイルで送ってもらえれば、まったく費用はかからないはずなのに、困ったものです。ちなみに、筑波記念病院の眼科を受診してもらえれば、人間ドックの検診データがオンラインで見れますので、再度写真をとる必要はなくなりますし、そのときに見てもらえれば無料ですとのこと。とても、うまい商売です。

ネットで眼底カメラ検査の診療報酬点数を調べると、56点、3割負担だと、56x10x0.3=168円。圧倒的に安い。プリントアウトサービスは頼まないことにして、土曜日でもやっている眼科を探すことにする。平日半休をとって記念病院でもいいのだが、前の年と進歩がないのがいやなのと、手近にかかりつけの眼科医院を見つけておきたいというのが理由。

ネットで探して、よさそうだったのが、高田眼科。2009年の案内であるが、当時新鋭のOCTも入れているらしい。行ってみてのブログでの報告は、また、後の機会に。

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