2013年1月15日火曜日

前立腺がんのPSA検査は受けるべき?

毎年、同じ病院で人間ドックを受けているのだが、最初の受付のときに「腫瘍マーカー検査はどうしますか?」と聞かれる。

渡す申込書の腫瘍マーカーオプション欄にチェックしていないので、「しない」という意思表示をしているのであるが、そこで、ふと迷った様子を見せると、PSAだけでもどうですかと勧められることがある。

一度だけ、なぜか5kgも痩せたときに不安に思ってオプションのがん検査を受けたことがあるだけで、それ以降、一度も検査を受けたことが無い。一昨年の新聞記事で、イギリスの調査でPSA検査は前立腺がん死と相関が無いとの報告も有り、ますます、受ける気がしなくなっている、一方、こんなサイトでは、50歳を過ぎたらPSA検査を毎年、受けましょうと勧めていた。

検診の必要性を、最新の報告をフォローしながら、医療関係者以外の自分のような一般の人間が判断するのは、大変困難である。仮に、陽性が出たときに、どのような対処をすべきなのかを、事前に理解したうえで、検査を受けるか判断したいところであるが、そこまで勉強する余裕はない。

一番ありがたいのは、その病院に勤務している50歳以上の医師が、PSA検査を受けたかどうかを統計データで提示していただくことである。自分が毎年行っている病院は、比較的大きな病院なので、該当する医師は最低でも10人はいそうな気がする。

自分としては、自分と似た立場の医師の90%以上が受けている検査であれば受けたい、50%未満しか受けていないようであれば、受けない。その間であれば体調次第という感じであろうか?

PSA検査に限らず、検診、ワクチンの類は、医師が自分自身や、自分の家族に受けさせているかという基準がもっとも簡単な判断材料と考えられる。胃の透視検査の例などから考えると、このような数字を出さないのは、出すと受診者が減るからではないかと勘ぐられてもしかたあるまい。受けましょうというのではなく、「自分も受けてますよ」という実績を示す、これが、生命保険をはじめとして、あらゆるセールスの基本ではあるまいか?

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