2013年1月6日日曜日

尿路結石破砕術のできるつくば周辺の病院

自分の勤務先の健康診断を請け負っている病院は筑波記念病院であるため、過去の健康診断データが揃っているという点では、何かあったときにここにかかるのがもっとも効率的である。最近はデータのオンライン化が進んだので、診療科の診察時に過去の健康診断の画像のレビューも行うことができる。

ひとつ残念なのは、筑波記念病院には泌尿器科が無いことである。自分は、20年前と10年前の2回、尿路結石を起こしていて、体質的なものが原因のひとつだとすれば、そろそろ、3回目が来ても不思議ではない。

最初の時は、激痛で友人に近くの病院に運んでもらったが、尿路結石との診断後、数日で石が出てきて、めでたしめでたしとなった。2回目は、前の激痛の記憶が有ったのですぐに尿路結石と自己診断がつき、痛みが治まるのを待って、車で筑波記念病院へ行った。

尿路結石だろうということだったが、泌尿器科が無いので、牛久市のつくばセントラル病院を紹介された。3ヶ月程待って落ちてくる様子が無かったので、体外衝撃波結石砕石術(ESWL)を受けることにした。一泊で済む予定だったのが、術式当日朝のX線写真で、結石が骨盤あたりまで落ちてきていることが分かり、急遽、経尿道的腎尿管砕石術(TUL)に変更になり、同日手術を受けた。予定より1日長く入院して退院したが、内視鏡が尿管の中まで入って行った負担は、やはり体外衝撃波に比べると大きかったようで、退院後数日はきつかった。

さて、今のつくばの医療環境を見てみると、筑波記念病院は相変わらず泌尿器科は無い。筑波メディカルセンターが 2008年から最新の体外衝撃派砕石装置と内視鏡的砕石術のためのレーザー装置等を新たに整備したと書いてある。ただし、ESWLの実績は年間50件弱、TULは年10件弱の模様。つくばセントラル病院は「体外式衝撃波結石破砕装置MPL-9000を導入し、結石治療5000症例を達成し、表彰されました。 現在はドルニエ社製DLDを導入、稼働中です。」とのことである。筑波大学附属病院は、どちらかというとガン治療に的を絞った診療科のようで尿路結石治療の実績はホームページからは読み取れない。

以上をまとめると、「また、来たな」と思わせる尿路結石の痛みが来たら、とりあえず、手持ちのボルタレンか何かで痛みを抑えて、運転できそうであれば、実績で強みのあるつくばセントラル病院、どうしても近い方がよければ、筑波メディカルセンター、という選択肢であろうか。

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